投資としての貸しスペース業～レンタルサロン編～

レンタルサロンで開業するためのステップバイステップガイド

レンタルサロン事業を始めてみました。
貸しスペース業のひとつです。

施術用のマッサージベッドを置いて、美容施術に特化したレンタルスペース業です。

レンタルサロン開業のメリットとデメリットは？

レンタルスペースに比べてきれいに使ってもらえるので、お掃除の頻度が少なくてすみます。
食べ物は禁止にして問題ないので、ゴミも出にくく、匂いも残りにくいです。

アルコールはもちろん厳禁なので、酔って騒ぐこともありません。

貸しスペース業の中では比較的トラブルの少ない業態なのではないかと思います。

ただ、みんなで集まって楽しむ用のレンタルスペースと比べて一回の利用時間が短いです。
施術者がお客様に施術をするために使うので、短ければ1時間、長くても3時間くらいの利用者が多く、利益を出すためには多くの利用者が必要になります。

レンタルサロンの開業資金はどれくらい必要？

レンタルサロンを開業するには、以下のような費用が必要になります。
（家賃10万円、管理費5,000円の部屋を想定してます）

レンタルサロン用の部屋を借りるための初期費用

備品として必要なもの

家賃にもよりますが、最初に不動産の契約費用や備品として150万円ほど見ておくといいと思います。

毎月かかる費用

レンタルサロンの経営スキルを身につける方法とは？

レンタルサロンとしての経営スキルは、いかに認知してもらうか、ということと、継続して利用してもらうか？になります。

認知してもらうためには広告なども考えられますが、エステサロンの経営と違ってメニュー単価、つまり利用料金を上げることと、利用人数を増やすこと、いかにいろいろなタイプの人に継続して利用してもらうか、を考える必要があります。

利用料金を上げるためには設備が充実していること、機器のレンタルができることなど、つまり利用者さんのメニュー単価を上げることができる何かの価値をつけなければなりません。

継続して利用してもらうには、スペースを清潔に保ち、備品などもコストのバランスを考えて、できるだけ準備してあげることも必要です。

また、運営者と利用者のコミュニケーションも多少はあった方が継続利用につながります。

可能であれば物販ができる人は、サロン利用者に向けて物販をつなげると、より利益が上がると思います。

レンタルサロンの集客方法にはどんなものがある？

集客方法についてはいくつか試しました。

貸しスペースを登録できるレンタルスペースサイトいろいろ

自分で作ったサイトで集客できれば何よりですが、やはり時間はかかります。
すでにあるポータルサイト利用も並行しつつ、稼働させて行くのがベストだと思います。

ポータルサイト名	登録料	成約手数料	googleカレンダー 連携	レンタルサロン 集客効果
インスタベース	無料	35%(時間単位) 20%(1日単位)	できる	◎
スペースマーケット	無料	30％	できる	〇
スぺ―シー	無料	30%	できる	△ （会議室が得意）
ビューティーシェア	無料	20%	できない	△ （まだ歴史が浅い）
カシカシ	無料	25％	できる	△ （まだ歴史が浅い）

どのサイトも登録は無料なので登録しない理由はないですね。

googleカレンダーで連携しておくと、ダブルブッキングを防ぐことが可能です。
ただ、ビューティシェアだけはgoogleカレンダーに連携出来ていないので、どこかから予約が入ったらすぐにビューティーシェアのカレンダーでその時間を利用不可にするという作業が必要です。

複数サイトからの予約を管理するにはカレンダーの同期が便利、というか必須な気がする。

レンタルサロン投資のリスクと回避方法とは？

レンタルサロンを経営する上で一番重要なのは立地です。

利用者はまだ固定客の少ない施術者になるので、あまり不便なところだとお客様も来ないです。

また、お部屋を借りてレンタルサロンをする場合には退去時に原状回復が必要になりますので、なるべくそのままの状態で使って修復せずに退去することを考えましょう。

実際どのくらいの収益が見込めるかは、やってみないとわかりませんが、やってみてダメな場合は撤退も視野に入れなければいけません。その点、予約が入るのは2，3カ月先までが多いので身動きは取りやすいです。

もし、ご自身で何か他の事業にお部屋を使う可能性のある場合には必ず他の業態でも利用できるように部屋の契約時に契約書に明記しておいた方がいいですね。

レンタルサロン事業の収益性とは？

例えば、モデルケースのレンタルサロンだと、場所にもよりますが月に200,000円くらいのレンタル収入は可能だと思います。そうすると経費を引いた利益としては月に70,000円ほどとなります。

初期費用の回収に約2年です。そこから実収入になります。

不動産投資は不動産の価値は時価でそのまま資産として残っていますので、最初の賃料から利益になりますが、レンタルサロンは物件を借りる費用、備品代は経費なので資産では残っていません。

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何百万、何千万の不動産購入費用に比べて少ない投資額で収入を得られるところが魅力です。

これを、どうとらえ、どう生かすか？ですね！

レンタルサロン経営者が成功するために必要なスキルとは？

単に部屋を貸すだけであればやはり不動産投資の方がいいです。
レンタルサロンは部屋の数には限りがあるので売り上げには天井があります。

しかし、レンタルサロンを運営することで得た知識、経験を他のことに生かすことができればとてもいい経験です。

物販も併用することができればいろいろとアイデアは広がり、面白いです。

単に部屋を貸すビジネスに留まらず、どう広げ、何につなげるか、が重要です。

そこは経営者の腕の見せ所ですね！

レンタルサロンで用意する備品

例えばこんなものが必要になります。

防犯カメラはWifi経由でいつでも確認でき、SDカードに録画できるものがいいです。
何か問題があった時、利用者を確認できるように、入口を中心にセットしましょう！
隠して設置せず、見えるように設置して、防犯カメラが稼働していることをちゃんと伝えましょう。

天井照明でグッと雰囲気が変わります。シーリングタイプのシャンデリアもいろいろありますよ！明るさはそんなになくても大丈夫。

他に間接照明や、スポット照明も設置することで様々なニーズに対応できます。

マッサージベッドもいろいろあります。

折り畳めて、角度が変えられて、高さ調節できれば大丈夫。
電動もありますが、高いのでそこまでこだわる必要もないです。

キャスターワゴンやキャスターチェアは必需品

インスタベースの支払い報告書csvが文字化けする対応策

やはり売り上げの増減は見ておかなきゃ！
ということで各レンタルスペースサイトの収支報告書はグラフ化しています。

インスタベースの収支報告書をcsvでダウンロードすると文字化けしてしまう問題。

ダウンロードしたcsvを一回メモ帳で開き、名前を付けて保存、で文字コードをANSI、ファイルの種類はtxtではなくすべての種類*.*で保管し、エクセルで開けば大丈夫。